TOPICMar 15, 2016

犬猫の殺処分に直面する行政獣医たちを描く『ドラマW この街の命に』放送

topics013_001b
動物愛護センターを舞台に、罪のない動物たちの命を救おうと踏み出した獣医たち職員の、葛藤と再生を描いた物語『ドラマW この街の命』が4月2日にWOWOWにて放送されます。

ペットを取り巻く環境は少しずつ改善が見られるものの、日本国内で1年間に殺処分される犬猫は、未だ10万頭を超えています(環境省平成26年度発表)。その現場に直面する人々は一体何を思うのでしょうか。

topics013_003b
ある街の動物愛護センターに行政獣医として配属された牧田洋(主演・加瀬亮)は、国の法律に従い業務を遂行しています。彼の業務は、飼えなくなった、鳴き声がうるさい、噛まれたなど、さまざまな理由で捨てられた犬や猫を殺処分すること。「誰かがやらなければならない仕事」と自分に言い聞かせながらも、悩み苦しんでいました。

同僚の行政獣医・幡枝亜紀(戸田恵梨香)は精神安定剤が手放せず、作業班の志賀悟(渋川清彦)は「犬がしゃべる」と言いだし悪夢にうなされる日々が続いている。職員の誰もが心にふたをして、処分を続けていたのです。

topics013_005b topics013_002b
そんなある日、獣医・高野綾子(田中裕子)がセンターの新所長として配属され、着任早々「犬と猫には全部名前を付けて」と言い、トリマーを呼び寄せ動物たちのケアを始めました。現状を変えると掲げた高野の想いに、背中を押された牧田たちは殺処分を減らそうと動き始めます。しかし、無責任な飼い主はいなくならず、職員たちは大きな選択を迫られることになるのですが――。

topics013_006b topics013_004b
このドラマについて、主演をつとめた加瀬亮さんは「人と動物などの問題は、業を含む難しい題材。今回このような機会をいただいて、様々な角度から考える良い時間になった」と。自身も愛犬家の戸田恵梨香さんは「この台本を読んだ時には戸惑いましたが、一人でも多くの人に事実を知ってもらうべき題材だと思った。今、日本で何が起こっているのか、興味を持ってもらえたら幸いです」と語っています。

また、監督の緒方明さんは「愛護センターの方たちの取材を進めていくうちに“これはとんでもなく難しい問題だ”と思った。殺処分ゼロを目指すことがたやすいことではないこと、日本のペット産業の問題点、犬や猫たちの生態系。さらに調べていくうちに“人間とペットとの関係”を飛び越えて、“人と動物の命とは”という、もはや解答を出すことの難しい命題にまでたどりつきました。その中で、今日もどこかで悩みながら、苦しみながら、処分を続けている愛護センターの方たちの存在がある。教条的になることなく“犬と人間の関係”を探っていく、ちょっと不思議なドラマが作れたと思っています」と。演出するにあたっては、出来るだけ「犬と猫がいる空間と時間」に寄り添って撮ることを心がけたのだそうです。

topics013_007b
近年、犬や猫の殺処分数ゼロを達成している都道府県があります。さらに殺処分室のない動物愛護センターができたり、ペットショップがいのちを売ることをやめて、保護犬・保護猫の里親探しの場にしたなど、良いニュースもあるのですが、ペットを取り巻く問題は根深く、実情はまだあまり知られていません。

動物を救うべく獣医になった者たちが助かる命を見過ごすという過酷な現実。大きな葛藤の中で一歩ずつ再生への道を見いだしていく姿は、私たち人間と動物とのあり方について、いま一度考えるきっかけになるのではないでしょうか。

『ドラマW この街の命に』
4月2日(土) 夜9時よりWOWOWプライムにて放送

脚本:青木研次
監督:緒方明
音楽:coba
出演:加瀬亮、戸田恵梨香、田中裕子、渋川清彦、黒田大輔、岡山天音、諏訪太朗、
篠原篤、柳英里紗、高橋長英、島かおり、きたろう、熊谷真実

【関連特集】
「ドラマW この街の命に」放送記念!俳優 加瀬亮 4月2日(土)午後1時~
『それでもボクはやってない』
『劇場版 SPEC~天~』
『劇場版 SPEC~結~ 漸ノ篇』
『劇場版 SPEC~結~ 爻ノ篇』
特設サイト:http://www.wowow.co.jp/dramaw/konomachi/

Pocket

Posted in TOPICNo Comments » 

関連記事